被害、過去最悪の29億円 ネットバンキング不正送金[2015/02/12 14:55]

 インターネットバンキングの利用者のパソコンをウイルスに感染させて預金を不正に送金させる手口の被害が去年1年間で29億円に上ったことが分かりました。

 警察庁によりますと、インターネットバンキングを舞台にした不正送金の被害は、去年1年間で1876件、29億1000万円に上り、過去最悪となりました。特に、地方銀行や信用金庫などの法人口座の被害が急増し、被害額は前の年に比べて18倍近い約8億3700万円となりました。1件あたりの被害は577万円を超えています。地方銀行などに口座を持ち、ネット上で数百万円単位の取引を行っている中小企業が集中的に狙われたということです。警察は去年、115件の不正送金事件で送金先の口座を売買したなどとして、223人を摘発しました。約6割の134人が中国人でした。警察庁は、中国人犯行グループが依然として不正送金事件に深く関与しているとみて、実態解明を進めています。また、ネットバンキングの利用者がウイルス対策を徹底するよう改めて呼び掛けています。