スーパーナンペイ事件とは これまでの捜査の経緯[2015/02/18 17:05]

 約20年前、東京・八王子市で起きたスーパー「ナンペイ」事件で急展開です。女子生徒2人が縛られた粘着テープから指紋の一部が採取され、10年ほど前に死亡した男の指紋とほぼ一致していたことが分かりました。事件を振り返ります。

 1995年7月、八王子市のスーパー「ナンペイ」の事務所で、アルバイトの高校2年生・矢吹恵さん(当時17)、前田寛美さん(当時16)、そしてパート従業員だった稲垣則子さん(当時47)の3人が何者かに頭を拳銃で撃たれて殺害されました。矢吹さんと前田さんは粘着テープで口をふさがれ、2人一緒に手を縛られた状態でした。事務所の金庫にも弾痕がありましたが、現金500万円は残されたままでした。女性3人を拳銃で撃つ残忍な手口で世間を震撼(しんかん)させた事件。しかし、捜査は難航します。使われた銃がフィリピン製だったことから、警視庁はフィリピンのマニラに捜査員を派遣しますが、有力な手掛かりは得られませんでした。その後、「ある証言」が出てきます。カナダに住んでいる中国人の男性が実行犯につながる情報を知っている可能性が浮上。2013年11月、男性をカナダから移送、旅券法違反の容疑で逮捕し、その後、男性はこの罪で有罪判決を受けました。男性は取材に対し、ナンペイ事件について「犯人を知っていたら死刑になってもいい」と強く否定していました。そして去年9月、男性は強制送還され、事件は再び振り出しに戻りました。しかし、発生から約20年、事件は大きく動き出す可能性が出てきました。