筧被告「カプセル飲むのを確認」 連続不審死事件[2015/02/19 11:46]

 大阪、京都で相次いだ青酸化合物による連続不審死事件で、内縁の夫を殺害した罪で18日に起訴された筧千佐子被告(68)が「青酸化合物を入れたカプセルを渡し、飲むのを確認した」と供述していることが分かりました。

 18日に起訴された千佐子被告は2012年3月、大阪府貝塚市の喫茶店で、内縁関係だった本田正徳さん(当時71)に致死量の青酸化合物を飲ませ、殺害したとされています。その後の調べで、千佐子被告が本田さん死亡の直前に喫茶店で会い、「青酸化合物入りのカプセルを渡し、飲むのを確認して別れた」と供述をしていることが分かりました。青酸化合物は「最初の夫と印刷会社を営んでいた際、出入り業者からもらった」と話しているということです。
 一方、京都府向日市内で夫の勇夫さん(当時75)を殺害した罪で起訴された事件の動機について、千佐子被告は「結婚して金が自由にならず、殺害した」という趣旨の供述をしていることが分かりました。このほか、複数の男性について殺害をほのめかしていて、警察が慎重に調べています。

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