草津白根山 小規模噴火の可能性 警戒呼び掛け[2015/02/24 11:47]

 長野県と群馬県にまたがる草津白根山について、気象庁は、火山性地震が増えていることから、小規模な噴火が発生する恐れがあるとして警戒を呼び掛けています。

 気象庁によりますと、23日午前2時ごろから草津白根山の湯釜火口付近で火山性地震が増え始め、午後3時までに60回観測されました。その後は減少傾向にありますが、一日あたりの火山性地震が50回を超えたのは去年8月以来のことです。このため気象庁は、小規模な噴火が発生する可能性があるとして、火口から1kmほどの範囲では大きな噴石の飛散に警戒するよう呼び掛けています。草津白根山を巡っては、火口周辺がわずかに膨らんでいることなどから、気象庁が去年6月、噴火警戒レベルを「2」に引き上げています。

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