土星の衛星に 「生物が生息できる海」を発見[2015/03/12 11:48]

 土星の衛星に生物が存在する可能性があるということです。土星の周りにある衛星の一つ「エンセラダス」は厚い氷に覆われていて、その下には海があります。海水には有機物が含まれ、生命に必要な3条件のうち2つがそろっていることが分かっていますが、今回、この海から宇宙に出ている物質を調べたところ、3つ目の条件である熱などのエネルギーがあることが東京大学などの研究で新たに分かりました。

 東京大学大学院・関根康人准教授:「液体の水と生命の元素とエネルギー。生命生存可能な環境が初めて見つかった。非常にエポックメーキング(画期的)な発見」
 これまで土星の衛星「エンセラダス」の地下には海が存在することは分かっていて、その海水に有機物が含まれていることも確認されていました。東大などの研究チームが土星探査機が採取した微粒子の解析をさらに進めたところ、今回、新たに衛星の海底から熱水がわき出していることが明らかになりました。これで生命の発生に必要とされる「水」「有機物」「熱などのエネルギー源」の3つの要素がそろったことになります。研究チームは「生物が存在する可能性も十分に考えられる」としています。