翁長知事の誕生以降、初の辺野古ボーリング調査再開[2015/03/12 11:53]

 沖縄県名護市辺野古沖で進められているアメリカ軍普天間基地の移設に伴う工事で、中断していた海中ボーリング調査が再開されました。

 12日午前10時20分、辺野古沖のスパッド台船1基が海中にボーリング作業のための掘削棒を伸ばし、去年9月以降、中断していた調査が再開されたのが確認されました。国による約6カ月ぶりのボーリング調査再開は、新基地建設反対を掲げる翁長県政になってからは初めてのことです。国は去年、水深の比較的浅い12カ所はすでにボーリング調査を実施済みで、今後、残る12カ所で調査を進めるとしています。一方で、沖縄県が立ち入り制限水域内でのサンゴなどの破壊を調査したいとする求めにはアメリカ側が拒否を伝えていて、日米両政府と沖縄側との溝は深まるばかりです。

こちらも読まれています