竹ノ塚踏切事故から10年 遺族ら安全対策強化訴え[2015/03/15 17:39]

 東京・足立区で4人が死傷した踏切事故から10年です。同じ踏切では今月も死亡事故が起きていて、遺族たちが安全対策の強化を改めて訴えました。

 東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏切では、事故があった時間に合わせ、遺族などが黙祷(もくとう)を捧げました。2005年3月15日、当時、手動だった遮断機を作業員が誤って上げ、踏切を渡っていた4人が電車にはねられ2人が死亡、2人が重傷を負いました。この踏切は、ラッシュ時に1時間に3分しか開かない「開かずの踏切」として知られ、以前から撤去を求める声がありました。東武鉄道と足立区は2020年度の完成を目指し、線路を高架化する工事を始めていますが、今月1日にも同じ踏切で車が電車と衝突し、男性が死亡しました。国土交通省によりますと、踏切事故は減少傾向にあるものの、昨年度は93人が死亡、103人がけがをしています。
 事故で母親を亡くした加山圭子さん(59):「こういった事故が二度と起きてほしくないというのが10年経っても変わらない。本当に高架化の工事が始まったといって、それで安心というわけでなく、何かできる対策をもっと考えてほしい」