「免震ゴム」ってなに?地震に備える技術をおさらい[2015/03/16 16:12]

 地震に備える建築技術には「耐震」や「免震」などがありますが、耐震は建物を頑丈にすることで地震を受け止めるのに対し、免震はゴムなどの材料を使って震動を建物に伝えにくくするという効果があります。専門家によりますと、様々ある免震材料のなかで特にゴムが広く使われるようになったのは、1995年の阪神淡路大震災以降だということです。この免震装置のゴムは、一般に耐久寿命が60年といわれるコンクリートのビルを長期間支える耐久性とメンテナンスが少なくて済むという特性があるそうです。最近では保存価値が高い歴史的建造物にも使用されていて、今回、問題となったゴムではありませんが、東京駅丸の内駅舎の復元でも免震ゴムが採用されているということです。

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