「巻き込まれ大変遺憾」 地中海クルーズの運航会社[2015/03/19 11:51]

 チュニジアの首都チュニスの博物館が武装グループに襲撃された事件に巻き込まれた日本人観光客らが利用していた地中海クルーズの運航会社が19日午前から東京都内で取材に応じ、「大変、遺憾だ」とするコメントを出しています。

 (社会部・持丸彰子記者報告)
 都内にある運航会社では、日本人が事件に巻き込まれたという一報を受けて、朝から関係者らが情報収集に追われています。東京・港区にあるMSCクルーズジャパンは、地中海などを周遊する客船運航会社の日本法人で、チュニジアで巻き込まれた日本人観光客の多くがこの会社が運航する地中海クルーズに参加していたとみられています。MSCクルーズジャパンは朝、「このような事態が起き、日本人が巻き込まれたことは大変、遺憾だ」とするコメントを発表しました。また、日本人観光客らが乗船していた客船「MSCスプレンディダ号」は、14日にイタリアのジェノヴァを出発し、18日にチュニジアの首都チュニスに到着し、その後、事件に巻き込まれたということです。客船に乗っていた日本人は177人で、乗客の一部はすでに船に戻っているということです。MSCはチュニジア政府や日本大使館と連絡を取りながら、引き続き情報収集を進めるとしています。

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