「広域緊急援助隊」発足20周年迎え展示訓練[2015/06/02 23:32]

 警察の災害対策の専門部隊「広域緊急援助隊」が発足してから今月で20周年を迎え、展示訓練が行われました。

 東京・立川市で行われた訓練には、警視庁千葉県警などの警備部隊や交通部隊の隊員らで構成された広域緊急援助隊、約100人が参加しました。訓練では、大規模災害で倒壊した家屋や土砂に埋もれた現場などが再現され、オフロードバイクでの被災状況の情報収集や倒壊した家屋に閉じ込められた人を救助する訓練などが行われました。広域緊急援助隊は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓から創設され、東日本大震災や去年の御嶽山噴火でも出動するなど救出活動の中核を担っています。警察庁の金高雅仁長官は、「いついかなる災害が発生しても、迅速かつ的確に対応できる最後の砦(とりで)であり続けて下さい」と述べました。

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