浅間山周辺2km立ち入り規制 警戒レベル引き上げ[2015/06/12 00:05]

 群馬県と長野県にまたがる浅間山の火山活動が高まり、小規模な噴火が起きる恐れがあるとして、気象庁は、噴火警戒レベルを「2」の「火口周辺規制」に引き上げるとともに、火口から2kmの立ち入りを規制しました。

 浅間山では、4月下旬から火山性地震が頻発し、先月だけで約1000回と増加していました。さらに、11日の火山ガス放出量は1700tで、一日あたり100t以下だった先月に比べて急増したことから、警戒レベルを2の火口周辺規制に引き上げました。気象庁は火口から約2kmの範囲の立ち入りを規制しましたが、すでに地元自治体は一部の登山道を除いて4kmの範囲を立ち入り禁止にしているため、影響は限定的です。浅間山では、2008年8月に警戒レベルが2に上げられた際には、2日後に小規模な噴火があり、2009年にかけて断続的に続きました。

こちらも読まれています