長野の登山口の状況は 看板や職員で注意徹底[2015/06/16 17:57]

 警戒が続く浅間山の火口から西へ約4km離れた登山口から報告です。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 ここは標高2000m、浅間山の7合目に相当する場所です。峠にあるため、元々晴れていても浅間山の様子は確認できない場所になります。16日は夕方から雨が降り続いています。ここには火口から2km以内の立ち入りを禁止する看板が設置されています。11日に噴火警戒レベルが2に引き上げられてからは火口周辺には近づけません。案内図を見ますと、登山客の主な目的地は浅間山の手前を眺められる黒斑山周辺です。16日はここから14人が山に入りましたが、全員の下山が確認されています。16日の様子ですが、登山客に話を聞きますと、霧に包まれて様子はほとんど分からなかったということです。また、火山ガスの臭い、降灰などの異変は黒斑山では感じなかったということです。登山者の多くは朝に出発したため、登山中や下山後に巡回している小諸市の職員から噴火を伝えられたというのがほとんどでした。市は17日も登山口などに職員を置き、最新の情報を伝えるとともに、登山届の提出を依頼することも呼び掛けることにしています。

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