天気予報が変わる!「ひまわり8号」運用スタート[2015/07/07 11:48]

 7日午前11時、気象観測衛星「ひまわり8号」の正式運用が始まりました。ひまわり8号は、白黒だったこれまでのひまわりからカラー画像に変わります。また、日本付近や台風の画像については、これまでの30分ごとの観測から2分半ごとに大幅短縮され、積乱雲の急な発達などを捉えられるようになると期待されています。

 ひまわり8号は、これまでの7号と比べると画像の解像度が4倍になり、静止気象衛星としては世界で初めてカラー画像の撮影ができます。また、日本列島を観測する間隔は、これまでの30分に1回から2分半に1回と12倍の頻度になります。台風の勢力や進路の予想はもちろん、短時間で急速に発達する積乱雲についても詳細に捉えることができるため、ゲリラ豪雨などの予測に役立つとされています。気象庁は今後、ひまわり8号の観測データを予報精度の向上につなげ、自然災害の軽減などに努めたいとしています。

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