噴火警戒レベル引き上げなし 諏訪之瀬島が噴火[2015/07/30 23:31]

 鹿児島県の諏訪之瀬島で、30日午後9時50分に噴火が発生しました。気象庁は、今後も火口から約1kmの範囲については小規模な噴火への警戒を呼び掛けています。

 気象庁によりますと、午後9時50分、諏訪之瀬島でごく小規模な噴火が発生しました。島の中心部にある御岳火口から、有色の噴煙が火口上空の1000mまで上がっているのが監視カメラで確認されたということです。諏訪之瀬島の噴火警戒レベルは2の火口周辺規制で、今回の噴火を受けてのレベルの引き上げはありません。気象庁は、今後も火口から約1kmの範囲については小規模な噴火への警戒を呼び掛けています。諏訪之瀬島には約50人が暮らしていますが、火口から約2kmの範囲は2000年から立ち入り禁止になっていて、今のところ避難などはしていないということです。気象庁によりますと、諏訪之瀬島では1956年以降、毎年噴火が確認されるなど活発な火山活動が続いています。

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