きょう70回目の「原爆の日」 広島で平和への祈り[2015/08/06 05:50]

 原爆投下から70年、広島は節目の祈りの日を迎えました。平和記念式典が行われる平和公園から報告です。

 (大重麻衣アナウンサー報告)
 原爆慰霊碑の前には、夜明け前から多くの方が祈りを捧げています。去年は雨だったということもあるかもしれませんが、今年は特に多くの方が訪れている印象を受けます。
 17歳で被爆した男性:「すごい光景だった。忘れることはできません」
 妹を亡くした被爆者:「(妹に)今度、生まれてくる時は平和な所に出てくるのよという気持ち」
 今年、被爆者の平均年齢は初めて80歳を超え、その数は最も多い時に比べて半数を割りました。6日午前8時から開かれる式典には、過去最多となる100カ国が出席。広島市の松井市長は平和宣言で、被爆者の「人類愛」や「寛容」の心を伝え、核兵器廃絶を訴えます。さらに、アメリカのオバマ大統領など各国指導者への被爆地訪問も呼び掛けます。あの日から70年、埋もれてゆく記憶をどのようにつないでいくか。広島は節目の祈りの朝を迎えています。

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