広島市長「核兵器廃絶に強い決意」 原爆投下70年[2015/08/06 10:32]

 原爆投下から70年、節目となる平和記念式典で広島市の松井一実市長は、被爆者の「人類愛」と「寛容」の心を伝え、核兵器廃絶に取り組む決意を語りました。

 今年の式典には過去最多の100カ国が出席し、アメリカからはケネディ駐日大使らが参列しました。
 松井一実広島市長:「2020年までの核兵器廃絶と核兵器禁止条約の交渉開始に向けた世界的な流れを加速させるために、強い決意を持って全力で取り組みます」
 松井市長は、被爆者は憎しみを超えた人類愛と寛容の心を持っているとして、その心を広げ、核兵器廃絶に取り組む決意を語りました。
 安倍総理大臣:「世界の指導者や若者が被爆の悲惨な現実にじかに触れることを通じ、『核兵器のない世界』の実現に向けた取り組みをさらに前に進めて参ります」
 このように安倍総理は、核廃絶への意欲を示しましたが、広島市が取り組むとした核兵器禁止条約については言及しませんでした。

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