「事故を語り継ぐ」日航機墜落事故からまもなく30年[2015/08/08 11:48]

 乗客乗員520人が犠牲になった日航ジャンボ機の墜落事故からまもなく30年です。現場で捜索活動にあたった元機動隊員が取材に応じ、「事故を語り継いでいくことが自分の役目」だと話しました。

 捜索活動にあたった元群馬県警・関松男さん(62):「ジャンボ機は落ちないという神話があって、見るまでは半信半疑というのが本音ですね。私自身も一体どんな現場か想像も付きませんでした」
 事故当時32歳だった元群馬県警の関さんは、事故から30年が経ち、ようやく当時のことを振り返ることができるようになったといいます。
 捜索活動にあたった元群馬県警・関松男さん:「520人の方が亡くなったので、520人のご遺体があるのではなく、部分遺体が散らばっている状況で、地獄図というか壮絶な現場だった。ご遺体を一刻も早く家族のもとに届けてあげたいという思いでやりました」
 事故を知らない世代が多くなり、最近は心境にも変化が出てきたといいます。
 捜索活動にあたった元群馬県警・関松男さん:「30年ということもありますし、これだけ大きい事故、事件でありますので、この出来事を風化させることなく、後世に語り継いでいくのが役目かなと最近、思ってくるようになりました」

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