きょう終戦70年　全国戦没者追悼式　ひ孫世代も参列[2015/08/15 11:45]

　終戦から70年を迎えた15日、東京の日本武道館では政府主催の全国戦没者追悼式がまもなく始まります。

　（上山千穂アナウンサー報告）
　70年前の終戦の年の夏は暑かったと聞いています。15日の東京は、その当時とほぼ同じ厳しい暑さのなか、これから追悼式が始まります。15日午前、天皇皇后両陛下を乗せた車の列が会場に到着しました。先週、心臓の精密検査を受けられた皇后さまも参列されます。追悼式に参加する遺族の方々ですが、厚生労働省によりますと、約5500人の遺族の方のうち、戦没者の妻という方がこれまでで最も少ない14人、そして全員が85歳以上です。遺族の高齢化が進んでいます。こういったなか、会場には最年少の遺族、小さなお子さんを連れて参加する遺族の方もいらっしゃいました。
　最年少の遺族・宮城天音ちゃん（3）の父親：「この子たちが大きくなって親の世代になった時にも、孫の世代に伝えていってもらえたら」
　追悼式ですが、この後、正午に黙祷（もくとう）が捧げられた後、戦後70年の節目にあたって天皇陛下がお言葉を述べられます。