火山性地震の多い状態続く 噴火警戒レベル4の桜島[2015/08/16 11:51]

 噴火警戒レベルが「4」に引き上げられた鹿児島県の桜島では、16日も火山性地震が多い状態が続いています。気象庁は、規模の大きな噴火が発生する可能性が高まっているとして厳重な警戒を呼び掛けています。

 気象庁によりますと、桜島島内を震源とする火山性地震は、15日の一日で1027回観測されました。地震は15日の夕方から減少傾向にありますが、16日も午前9時までに44回観測されています。また、マグマの上昇による山体の膨張も変化は緩やかになったものの、現在も続いているということです。昭和火口と南岳山頂火口から3km以内では、大きな噴石や火砕流に対する厳重な警戒を呼び掛けています。さらに、爆発的な噴火に伴う空気の振動で窓ガラスが割れる恐れがあるとして注意を呼び掛けています。

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