「大規模噴火」の恐れが… 警戒レベル4の桜島は[2015/08/16 16:35]

 鹿児島県の桜島の噴火警戒レベルが「4」の避難準備に引き上げられました。現場から報告です。

 (矢島悠子アナウンサー報告)
 16日夕方になっても分厚い雲が取れない状態が続いていて、大きな変化が見られない状況が続いています。ここは桜島の北西に位置する赤生原町と呼ばれる場所で、避難勧告が出ている場所のちょうど対角線に位置します。この桜島は噴火対策というのを様々、取っていて、例えば「避難港」と呼ばれる避難する港というのが用意されています。島内に22カ所も用意されていますが、自分が住んでいる場所に一番近い港というのが設定されていて、何かあると港に避難をしてくるということになっています。ここからどうするかというと、鹿児島市内と桜島を結んでいる定期フェリー便というのが一日に何便もあるんですが、非常時には、この定期フェリー便が22カ所の避難港に一つひとつ立ち寄って人々を救出していく、こうしたシステムというのが出来上がっているということです。気になる今後の見通しですが、京都大学の井口正人教授が見解を示しました。
 京都大学・井口正人教授:「初めは早い変化がして、だんだん寝てきて、ほとんど動かなくなってきた段階で爆発するというのが通常のパターンです。今回の場合、通常のパターンが当てはめられるか分かりません」
 皆さん、準備はたくさんしていますが、避難されている方は不安な日がまだまだ続きそうです。

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