13年のヘリ滑走路誤進入 運輸安全委が報告書公表[2015/08/27 12:04]

 2013年、関西空港でヘリコプターが誤って滑走路に進入し、全日空機が着陸をやり直した問題で、国の運輸安全委員会は調査報告書を公表しました。

 2013年9月、朝日放送がチャーターしていた朝日航洋所有のヘリコプターが滑走路の手前で停止するよう管制官から指示を受けていましたが、そのまま進入しました。この影響で、全日空の旅客機が着陸をやり直し、着陸が10分ほど遅れました。運輸安全員会が公表した調査報告書によりますと、ヘリコプターのエンジン始動時に不具合があったことから、機長が計器の確認に気を取られるなどしたため、管制官からの指示を忘れてしまったことが原因である可能性が高いとしています。朝日航洋は、すべての操縦士の教育を徹底するなどして再発防止策を講じ、「今回の事象を真摯に受け止め、引き続き安全運航に努めて参ります」とコメントしています。

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