福島で橋相次ぎ流され、450人超が孤立状態 停電も[2015/09/10 10:33]

 台風18号から変わった温帯低気圧の影響で各地で大雨となっています。福島県内では南会津町で橋が流され、この地区では450人以上の住民が現在、孤立状態になっています。

 (片山真人アナウンサー報告)
 南会津町田島地区では、10日午前9時半ごろまで強い雨が降っていましたが、今は小康状態です。ただ、桧沢川に架かる全長20mの高橋橋が流されてしまっています。そして、その奥にある護岸も50m以上にわたってえぐられてしまっています。午前4時ごろにパトロール中の消防団が確認しました。田島地区では、橋が流されたり、橋の脇の沿道がえぐられる被害が相次いでいて、この高橋橋から1.5km上流の国道289号にある下針生橋も流されました。このため、針生地区の180世帯457人が孤立状態だということです。町によりますと、今のところけが人はおらず、体調不良を訴えている人もいないということです。この高橋橋は50年以上前に木製からコンクリート製に変わりました。このコンクリート製になってからは、流されることが初めてだということです。夏休み中は子どもが水遊びをするなど普段は穏やかな桧沢川。近くに住む86歳の男性は「こんな状態は初めてだ」と不安そうに話していました。

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