渡辺喜美氏に検察審査会「不起訴不当」 8億円借入[2015/11/02 15:00]

 解党したみんなの党の渡辺喜美元代表の8億円借り入れ問題で、嫌疑不十分で不起訴となった渡辺氏について、検察審査会は「不起訴は不当である」と議決しました。

 渡辺氏は、大手化粧品会社の会長から借り入れた8億円を収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反などの疑いで刑事告発されましたが、東京地検特捜部は1月、政治資金と認定するだけの証拠はないとして嫌疑不十分で不起訴としました。市民団体は、これを不服として検察審査会に審査を申し立てていました。東京第1検察審査会は、先月22日付で「資金供与は渡辺氏個人ではなく、みんなの党に対して行われたものと認める余地が十分にある」として不起訴は不当であると議決しました。これを受けて特捜部が再捜査を行いますが、再び不起訴とした場合、捜査は終結することになります。

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