「はやぶさ2」地球に“最接近”進路変え小惑星へ[2015/12/04 05:58]

 日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が3日夜、地球に最接近して進路を変える「スイングバイ」を行い、目指す小惑星に向けた軌道の方向に入りました。

 はやぶさ2は午後7時8分に地球に最接近し、ハワイ付近の上空約3090kmを通過しました。地球の重力を利用しながら速度を上げて方向を変え、目的とする小惑星「Ryugu」に向けた軌道の方向に入りました。スイングバイの成功を確認するには1週間程度かかる見込みですが、今のところ、はやぶさ2から送られてくるデータは正常だということです。順調にいけば、はやぶさ2は2018年に小惑星に到達し、岩石の採取を試みたうえで2020年に帰還する予定です。

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