福島第一原発事故で、検察官役の指定弁護士が東京電力の勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人を業務上過失致死傷の罪で26日にも強制起訴する方針を固めたことが分かりました。
原発事故を巡っては、東電の勝俣元会長と武藤栄元副社長(65)、それに武黒一郎元副社長(69)について、東京地検は2度、不起訴処分としましたが、検察審査会が去年7月、再び「起訴すべき」と議決していました。関係者によりますと、東京地裁から選任された検察官役の指定弁護士5人が26日にも業務上過失致死傷の罪で3人を在宅で強制起訴する方針を固めたことが分かりました。3人は今後、裁判で刑事責任を問われることになります。
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