全国の空港大混乱 システム障害、影響は明日まで[2016/03/22 16:56]

 22日朝、全日空国内線のシステム障害で、全国49の空港すべてで搭乗手続きができなくなり、今も欠航や遅れなど影響が続いています。混乱に巻き込まれた2万人近くの利用客。いら立ちの週明けになりました。混乱が続いている羽田空港から報告です。

 (社会部・松井康真記者報告)
 欠航の影響は甚大です。午後3時現在、国内便で127便が欠航、約1万6100人に影響が出ています。午前10時ごろから第2ターミナルの出発ロビーに来ていますが、一時、この広いロビーに人があふれて入りきれず、2階のバルコニーにも大勢の人が待っている状況でした。午前10時半すぎにようやくシステムの一部が復旧しましたが、限定的でした。電光掲示板には行き先を13カ所表示できますが、復旧したのは13便のうち1便のみ、つまり1割も動いていないという時間帯が続きました。午後4時以降の便からはようやく復旧してきましたが、赤い欠航の印が福岡便や大阪府の伊丹空港便などにもまだ残っています。朝からたくさんの人に話を聞きました。朝に私鉄の西武線で出ましたが西武線でトラブルがあり、30分以上遅れてこの羽田空港にギリギリの到着だったという家族旅行の方。おばあちゃんとお母さんとお孫さんの3世代で3泊4日の沖縄旅行でしたが、結局、3時間近く待たされてこの便が欠航しました。つまり、22日は沖縄県に入れないという状況だということです。このトラブルで欠航が出たことにより、22日の最終便が飛んでいかないと23日の折り返しの1便がないということになってしまうこともあります。すでに23日朝の欠航を決めている空港もあります。この影響は23日まで残りそうです。

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