過去9人死亡 「組体操」巡り小学校に異例通知[2016/03/25 11:52]

 「組体操」を巡って異例の通知です。組体操では、特にタワーや倒立、ピラミッドの技は事故が多く、けがも深刻になる傾向があります。このためスポーツ庁は、小学校での危険な技には慎重な扱いを求める異例の通知を出しました。

 馳文部科学大臣:「お子さんの大事な体を預かっているという緊張感を持って取り組んでもらわねば」
 組体操では小中高合わせて毎年、8000件以上の事故があり、これまでに9人が死亡しています。このためスポーツ庁は25日、教育委員会などに事故防止の通知を出しました。一律の禁止は見送る一方で、組体操の実施が必要か教職員で話し合い、万全な安全対策を求めています。小学校では危険な技について「特に慎重に選択する」と、事実上、制限を課した形です。国が運動会に関係して個別の通知を出すのは今回が初めてです。

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