京大と近大の研究用原子炉が新規制基準“合格”[2016/04/13 13:06]

 原子力規制委員会は大学が所有する研究用原子炉2基について、新規制基準に適合しているとの審査書案を了承しました。

 対象となった原子炉は京都大学と近畿大学の研究炉各1基です。出力はそれぞれ100ワットと1ワットで、商業用原子炉と比べてごく小さいものの新規制基準の審査の対象となっていました。近大の炉は2014年2月、京大の炉はその1カ月後の3月に定期検査入りして止まったままになっていました。規制委は13日の定例会合で、2つの原子炉とも火災や竜巻などへの安全対策を備えて新規制基準に適合しているなどとした審査書案を了承しました。京大は7月、近大は9月に実験を再開する方針です。

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