【熊本震度7】避難所で炊き出し開始 自衛隊が給水[2016/04/15 11:50]

 14日夜、熊本県で起きた震度7の地震で、これまでに9人が死亡し、860人がけがをしています。余震が続く避難所では、多くの人が不安な夜を過ごしました。

 (中礼海記者報告)
 避難所では、15日午前の間に徐々に支援物資が集まり始めていて、災害派遣の自衛隊も到着し、給水車を使ってこの辺りの人、あるいは避難している人に水を供給しています。この辺りはまだ断水が続いていて、避難所の中でも水が使えない状態です。炊き出しも始めていて、炊き立てのおにぎりなどを提供し、「前の夜の地震以来、初めて温かいものを口にする」と言ってほほ笑む姿も見られました。その一方で、避難された人に話を聞くと「赤ちゃんのためのおむつやミルクが手に入りにくい」といった声やあるいは「ATMで現金が下せない」、また、糖尿病の人や高齢者の人は「薬が手に入らなくてどうしよう」といった不安の声も聞かれています。午前から時折、体を揺らすような強い揺れが続いていて、そのたびに避難している人からはため息や不安の声が聞かれている状況です。

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