【熊本震度7】「平成28年熊本地震」と命名 気象庁[2016/04/15 11:58]

 14日夜、熊本県で起きた震度7の地震で、これまでに9人が死亡し、860人がけがをしています。気象庁は、この地震について「平成28年熊本地震」と名前を付けました。

 (社会部・郭晃彰記者報告)
 気象庁は15日午前に行った会見で、震度1以上の余震が午前11時現在で125回観測されていることを明らかにしました。過去の大きな地震と比べて回数が非常に多く、また、震度6強や6弱を観測するなど、余震の規模が大きいのが熊本地震の大きな特徴です。今は少し落ち着いていますが、活動には波があります。今回と同じように余震が多く、規模も大きかった2004年の新潟県中越地震では、本震発生の4日後にも大きな余震がありました。気象庁は「今の状況に決して安心せず、この後も警戒を続けてほしい」としています。また、気象庁は臨時の観測チームを現地に派遣しました。揺れが強かった地域の被害状況や観測設備の点検を行い、今後の余震の分析に役立てる方針です。

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