熊本でまたも震度6強 阪神大震災と同規模[2016/04/16 06:43]

 16日午前1時25分ごろに熊本県で発生した震度6強の地震について、気象庁は地震の規模を示すマグニチュードが7.3と推定され、阪神淡路大震災と同じ規模だったことを明らかにしました。気象庁は、14日夜に震度7を観測した地震やそれ以降に発生した150回以上の地震は16日午前1時25分ごろに起きたマグニチュード7.3、最大震度6強の「前兆」だったという見方を示しました。この地震が発生して以降、震源の北東方向にあたる熊本県阿蘇市や大分県別府市方面で地震活動が活発になっているということです。実際に午前3時55分には阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8、最大震度6強を観測する地震が発生しました。この地震はマグニチュード7.3の地震によって誘発されたものとみられますが、震源が離れていることなどから別の地震活動だとしています。気象庁は午前1時25分ごろのマグニチュード7.3の地震が一連の活動の「本震」だとみていて、より大きな規模の地震が発生する可能性は現時点では考えていないということです。ただ、今後も震度6弱程度の地震が発生する恐れが高まっているとして、厳重な警戒を呼び掛けています。1995年の阪神淡路大震災では、今回と同じ規模のマグニチュード7.3を観測していて、甚大な被害を及ぼしています。

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