住民3人からノロウイルス 避難所で消毒作業[2016/04/27 15:06]

 熊本地震の影響で、熊本県南阿蘇村で避難所生活をしている住民3人からノロウイルスが検出されたことを受け、災害対策本部は患者が出た避難所の消毒作業を行っています。

 村の担当保健師によりますと、これまでに複数の避難所にいる41人が下痢、嘔吐(おうと)、発熱などの症状を訴え、診療施設で受診した結果、2つの避難所の合わせて3人からノロウイルスが検出されました。先週に感染した50代の男性は現在も熊本県内の病院に入院中ですが、快方に向かっているということです。また、26日に新たに分かった60代と80代の男性患者については容体は安定し、入院の必要はなく、避難所内の別室で安静にしているということです。症状を訴える人の数は減少傾向にあり、災害対策本部は集団感染の疑いは低いと判断しています。災害対策本部では、患者の出た避難所のトイレや手すり、床などの消毒作業を行うとともに、すべての避難所で手洗い指導を引き続き行っていくということです。

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