ハンセン病“特別法廷”問題 最高裁長官が謝罪[2016/05/03 00:05]

 ハンセン病患者の裁判が隔離された療養所などに設置された「特別法廷」で開かれていた問題について、最高裁の寺田逸郎長官が謝罪しました。

 ハンセン病の特別法廷問題では先月、最高裁が「差別の助長につながり、患者の人格と尊厳を傷付けた」などとする調査結果を公表しました。寺田長官は、憲法記念日を前に開かれた会見で「痛恨の出来事で、責任者として重大に受け止めなければならない」と述べて謝罪しました。
 最高裁・寺田逸郎長官:「違法な扱いについて反省の思いを表すとともに、患者や元患者の方々にここに至った時間の長さを含めて心からおわびを申し上げる」
 一方、憲法改正については「国民的議論をもとに国会や社会全体で決めることで動きを注視したい」と述べました。

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