皇后さまが恒例の“養蚕” 明治時代からの伝統[2016/05/03 06:09]

 皇后さまが毎年、取り組んでいる養蚕を始められました。

 皇后さまは2日、皇居にある飼育室で、日本原産の蚕「天蚕」の卵が付けられた短冊をクヌギの枝にホチキスで取り付けられました。この作業は「山つけ」と呼ばれ、蚕は10日ほどで卵から孵化(ふか)すると周りの葉を食べて成長し、来月の末ごろまでに繭を作ります。皇后さまは山つけを終えると、他の種類の蚕が食べるクワの木について「芽吹きはどうですか」と職員に尋ねられていました。皇室の養蚕は、明治時代から歴代の皇后が引き継いで続けられています。

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