熊本地震で被害の救急病院 土砂災害の恐れで閉鎖へ[2016/05/08 06:23]

 熊本地震で大きな被害を受けた熊本県南阿蘇村にある唯一の救急病院が土砂崩れの恐れがあるため、閉鎖を決めました。

 南阿蘇村の阿蘇立野病院では建物の一部が倒壊し、今も土砂災害の危険があることから閉鎖を決めました。2日に行われた国の調査でも病院の裏山に新たな亀裂が見つかり、土砂崩れの危険性が指摘されています。
 病院職員・郷良民さん:「裏山の土砂災害が心配されている部分。危険性があるのでここでは(診療)できないということで、いったん全職員、解雇という形になりました」
 入院していた患者約30人はすでに県内の他の病院へ転院したということです。この地域では唯一の救急病院が閉鎖されることになり、住民の間に不安が広がっています。

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