凍土壁3%凍らず 汚染水対策の切り札に暗雲[2016/06/02 11:53]

 安倍政権が福島第一原発の汚染水対策の柱としている凍土遮水壁のうち、先行して凍結を始めた海側などの約3%がまだ凍っていないことが分かりました。

 東京電力は全長約1.5キロの凍土壁のうち、今年3月から海側など一部を凍らせる作業を始めていました。2日に開かれた原子力規制委員会の検討会合のなかで、東電は凍結開始から2カ月を経てもこのうちの3%がまだ凍っていないことを明らかにしました。東電は「凍結していない場所が目の粗い石の間で地下水の流れが速く、凍らせることが難しい」と説明していて、セメントなどを投入して穴埋めする追加工事を提案しています。汚染水対策の切り札として導入された凍土遮水壁ですが、どの程度、効果があるかは専門家の間でも評価が分かれています。