「炉心溶融という言葉を使うな」当時の東電社長指示[2016/06/16 17:16]

 当時の社長の指示があったことを明らかにしました。

 福島第一原発事故を巡り、東京電力は発生から3日後の3月14日には1号機から3号機で最大55%の炉心溶融、いわゆる「メルトダウン」が起きたことを知りながら、2カ月後まで明らかにしませんでした。調査した第三者委員会は、当時の清水正孝社長が「炉心溶融という言葉を使わないように」と指示していたことを明らかにしました。
 第三者検証委員会・田中康久委員長:「武藤副社長が説明している最中にメモが渡されて、社長の指示だと。官邸からこの用語を使うなと。炉心溶融と使うなと指示された」
 一方、第三者委員会は清水社長らからヒアリングを行ったものの、官邸から指示などがあったかどうかは解明できなかったということです。

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