東京・江戸川区 台風シーズン前に大規模訓練[2016/07/15 06:04]

 本格的な台風シーズンを前に、東京・江戸川区の河川敷で土砂崩れや水害を想定した大規模な訓練が行われました。

 訓練には警視庁の700人に加え、東京消防庁や自衛隊、学生ボランティアなどが参加しました。土砂崩れを想定した訓練では、小型無人機「ドローン」に搭載したカメラで情報を収集したうえで、警備犬が住宅の中に閉じ込められた人がいないか確認し、機動隊員が屋根に穴を開けて住民を救助しました。また、水害の訓練では、地下鉄に水が流れ込まないよう土嚢(どのう)を積み上げたり、ドローンを使って浮き輪を落として増水した川で溺れそうになっている人を救助する手順を確認していました。高橋警視総監は、去年9月に茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊したことに触れ、「本格的な台風や集中豪雨の季節を前に、風水害に一層の警戒が必要だ」と訓示しました。

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