別のワクチンでも違反 化血研また行政処分[2016/10/05 08:01]

 熊本市の医薬品メーカー「化血研」が国の承認と異なる方法でワクチンを作っていたことが新たに分かり、厚生労働省が行政処分をしました。処分は今回で2回目です。

 厚労省によりますと、先月、化血研へ抜き打ちの立ち入り検査をしたところ、日本脳炎ワクチンの原材料となるウイルスを作る際に必要な処理をしていないことが分かりました。このため、厚労省は化血研に対し、インフルエンザワクチンなど製造販売している全製品で同じような違反がないか調べて報告するよう命じました。今後、再発を防ぐための組織作りなどを求める業務改善命令を出す見通しです。化血研は1月にも、国の承認と異なる方法で血液製剤などを作っていたとして行政処分を受けています。

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