建物密集地帯、強風 “過去の大火”に共通点[2016/12/23 16:54]

 新潟県糸魚川市で起きた大規模な火事は、今もまだ火はくすぶったままです。今回のように、強風にあおられて燃え広がった火災は40年前にも起きていました。1976年10月、山形県酒田市。この時は、繁華街にある映画館のボイラー室付近から出火。20メートル以上の強風にあおられて約11時間にわたって燃え広がりました。この火災で、1774棟、3000人以上が家などを失いました。さらにさかのぼって、60年前の1956年には、富山県魚津市の市街地で起きた「魚津大火」。1677棟が焼け、5人の方が亡くなっています。そして、61年前の1955年。新潟市で起きた「新潟大火」では、最大瞬間風速33.6メートルを記録。892棟が焼け、約6000人が家などを失っています。また、14年前の6月にも北海道稚内市で繁華街にある市場から出火。強風にあおられ、周辺の店舗に延焼。12時間近く燃え続け、23棟が全焼しています。

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