東京都内の死者150人超える 高齢者運転の事故率2倍[2016/12/25 17:33]

 東京都内では、今年の交通事故による死亡者数が150人を超えました。年末にかけて事故が増えることから、警視庁は注意を呼び掛けています。警視庁記者クラブから報告です。

 (社会部・日置雄太記者報告)
 警視庁は、東京都内の交通事故による1年間の死亡者数を150人以下に抑えることを目標に取り締まりを続けてきましたが、24日までに151人が死亡しました。死亡者のうち、約半数が65歳以上の高齢者でした。また、今年は65歳以上の高齢ドライバーによる事故が目立ちました。その割合は全体の2割を占めていて、10年間で約2倍に増えているということです。先月には、東京・立川市の病院で83歳の女性が運転する車が突っ込み、男女2人が死亡しました。さらに、今月6日にも、港区南青山の交差点で69歳の男性が運転するタクシーが歩道に乗り上げ、4人が重軽傷を負った事故も起きています。12月は年末にかけて交通量が増えることから、一年で一番、事故が多い月です。また、一日のなかでも事故が集中するのが午後4時から午後6時までの時間帯です。警視庁は、早めにライトを点灯するよう呼び掛けるとともに、飲酒運転の検問や取り締まりを強化しています。

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