新阿蘇大橋は4年以内に…鉄道復旧には約70億円[2017/04/16 17:41]

 阿蘇大橋について国土交通省は、4年以内の完成を目指していることが分かりました。

 崩落した阿蘇大橋について国交省は、元の場所に橋を復旧するのは難しいとして約600メートル下流に新しく橋を架け直すため、準備工事を始めています。国交省は4年以内の完成を目指しています。また、橋が完成するまでの代替ルートとして、下流の長陽大橋を補修し、3カ月後をめどに開通させる予定です。また、地震後、片側1車線になっていた九州自動車道の益城熊本空港インターチェンジから松橋インターチェンジまでが28日にも4車線に戻るということです。最大で20キロの渋滞も発生していましたが、ようやく緩和されます。一方で、鉄道の完全復旧には多額の費用と時間がかかることが分かりました。南阿蘇鉄道は去年、一部、運転を再開しましたが、大半は手付かずのままです。視察した石井国交大臣は、復旧の費用は全体で約70億円かかると国としての見通しを初めて示し、「早期復旧に向けた支援を検討する」と話しました。

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