泥水や流木、自宅に流れ込み… 福岡・朝倉市[2017/07/09 11:52]

 九州北部を襲った記録的な大雨で、現地では雨の降るなか懸命な救助活動が続けられています。福岡県朝倉市では雨が降るなか、住民らが自宅に戻って片付けをしています。

 (原口理佳記者報告)
 朝倉市須川の一帯の住宅は、1階部分が土砂や流木にのみ込まれたということです。そのなかの1軒の住宅では、ヌメヌメとした泥水が10センチほどたまっていて、非常に滑って危ない状況です。水が迫ってきた当時、水は目線の高さまで迫ってきたといいます。この住宅に住んでいた方は、水が迫ってきた様子を見て、奥の階段から2階に上がり、一夜を過ごし、警察の救助ボートによって救助されました。リビングでは家具に水がたまっていたり、なぎ倒されている様子が分かります。土砂災害の被害を受けた住民たちは口々に「自分たちの力だけでは到底、泥や流木の除去は無理だ」と訴えています。この住宅の住民は、ボランティアを要請するための罹災(りさい)証明書を作成するために写真を撮りに来られたということです。復興はまだまだ時間が掛かりそうです。

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