九州豪雨から2週間 朝倉市などで依然7人行方不明[2017/07/19 11:46]

 九州豪雨の発生から19日で2週間になります。被害の大きかった福岡県朝倉市では6人、また、隣の福岡県うきは市でも1人の行方がいまだに分かっていません。不明者の捜索と同時に復旧作業は進んでいるのでしょうか。

 (石橋知巳記者報告)
 豪雨被害から2週間、福岡県内では31人が亡くなっていて、市内各地で冥福を祈る黙祷(もくとう)が捧げられました。依然、7人と連絡が取れなくなっているということで、自衛隊が河川敷などを中心に捜索活動を続けています。しかし、18日も雨が強まり、避難指示が出され、その度に捜索活動も中断せざるを得ません。がれきの撤去もままならない地域もあり、捜索は難航しているのが現状です。一方で、これまでの生活を取り戻そうという動きも始まっています。朝倉市と福岡県東峰村では、応急仮設住宅の建設作業が始まりました。朝倉市は40戸、東峰村には17戸を建設する予定で、完成は来月半ばを目指しています。しかし、依然として川は茶色く濁ったままで、現場には流木が多く残っています。2週間経った今も、今回の豪雨災害の爪痕の大きさを感じます。水やガス、電気などライフラインが復旧していない所も残っていて、もとの生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。

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