ストーカーやDV…引っ越し費用を警視庁が負担へ[2017/07/26 18:51]

 ストーカーやDV被害などから避難する人のため警視庁が引っ越し費用を公費で負担する制度を来月から開始すると発表しました。

 警視庁によりますと、新たな制度はストーカーやDV被害、幼児虐待などの被害者らが加害者から逃げるための引っ越しを負担なく早急に支援するのが目的です。これまで、被害者らが経済的な理由で引っ越しが難しい場合には、警視庁の捜査員がトラックで引っ越し作業を手伝っていました。新たな制度では、経済的に困窮していたり、危害が加えられる恐れがあるなど一定の条件を満たした被害者には上限7万円の引っ越し費用を警視庁が負担するということです。提携する引っ越し業者も決まっていて、作業の際には会社名の入っていないトラックや段ボールを使うなどの配慮もされます。警視庁は「安全確保のためには、加害者と引き離すことが重要。少しでも相談者の負担が減ればよい」などとコメントしています。

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