五輪選手施設を想定 警視庁がテロ訓練[2017/10/10 19:18]

 東京オリンピック・パラリンピックに向け、選手たちが利用するトレーニング施設で、サリンを使った化学テロが起きた想定で警視庁が対策訓練を行いました。

 東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでは、銃や化学剤などで武装したテロリストが施設に押し入り、選手が人質に取られた想定で訓練が行われました。訓練には化学兵器の処理などを行う警視庁のNBCテロ捜査隊や近隣の警察署の署員など約100人が参加しました。選手を人質に取ったテロリストに警備犬が飛び掛かり制圧したほか、サリンに見立てた液体を防護服に身を包んだ隊員が取り除きました。警視庁は、オリンピック会場以外にも選手などが標的にされる可能性があることから警戒を強めたいとしています。

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