2衛星を異なる軌道に…　H2Aロケット打ち上げ成功[2017/12/23 17:42]

　H2Aロケットが鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、2機の衛星を異なる軌道に投入することに初めて成功しました。

　23日午前10時26分ごろ、H2Aロケット37号機が打ち上げられ、約16分後には地球温暖化の研究などを進める衛星「しきさい」が軌道に投入されました。この後、ロケットはエンジンを逆噴射して高度を下げ、打ち上げから約1時間50分後に低い高度で運用するための衛星「つばめ」を軌道に投入し、2つの衛星をそれぞれ異なる軌道に乗せることに初めて成功しました。
　三菱重工・阿部直彦さん：「ロケットの打ち上げ能力に余剰があっても一緒に載せることができない。そういう顧客を取り込んでいくのでビジネスの幅は広がる」
　今回で、年間最多の6機打ち上げをすべて成功したことになります。