「文化財防火デー」 深大寺で文化財を守る消防訓練[2018/01/26 23:35]

 文化財防火デーの26日、東京・調布市にある深大寺で火事から文化財を守る消防訓練が行われました。

 訓練は去年、国宝に指定された釈迦如来倚像がある調布市の深大寺で、本堂から火が出た想定で行われました。僧侶らが参拝客の避難誘導を行い、国宝の仏像のレプリカなどを本堂から運び出した後、消防隊員や地元のボランティアなどが一斉放水を行って文化財の焼失を防ぐための手順を確認しました。村上研一消防総監は「自分たちの文化財は自分たちで守るという心をもう一度、持って頂きたい」と話しました。文化財防火デーは、1949年の1月26日に奈良の法隆寺で金堂の壁画が火事で焼失したことをきっかけで制定され、全国の寺や神社などで毎年、訓練が行われています。

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