草津白根山噴火1週間 地下活動落ち着くも警戒継続[2018/01/30 11:46]

 群馬県の草津白根山の噴火から30日で1週間です。草津白根山では噴火の直後から火山性地震が発生していて、当日の23日は639回を観測していました。これが29日は6回、30日は3回となり、活動は一時的に落ち着いているように感じますが、気象庁は火山活動の高まった状態は続いているとして警戒を呼び掛けています。

 本白根山近くのスキー場と草津町役場では噴火した時間の午前10時2分に合わせ、死亡した陸上自衛隊員に黙祷(もくとう)が捧げられました。23日に噴火した群馬県の本白根山ではマグマなどの動きを示す火山性微動は26日以降、観測されておらず、地下の活動は一時的に落ち着いています。27日に専門家らが上空から調査した結果、火口から噴気は上がらず、高い熱を持っていないことが分かりましたが、活動が止まっているとはいえないということです。気象庁は同じ規模の噴火の恐れがあるとして入山規制を示す噴火警戒レベル3を継続し、地元の自治体は火口から2キロの範囲で立ち入りを規制しています。

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