閉鎖される仮設団地 支えあった被災者の想いは[2018/03/10 11:49]

 東日本大震災から11日で7年です。宮城県名取市の仮設住宅団地が来月末に閉鎖されます。そこは被災者らが支え合って暮らした「第二のふるさと」でした。

 桜に囲まれた箱塚桜団地。津波で被災した閖上地区の住民が暮らしています。この仮設団地では孤独死を防ごうとさまざまなイベントを開催してきました。一人暮らしの高橋春子さん(81)。子どもと触れ合い笑顔の一日を過ごしました。しかし、月日は流れ、自宅を再建して引っ越す人が増えてきました。去年7月、高橋さんも引っ越すことに。抽選で閖上の災害公営住宅に入居が決まったからです。
 高橋春子さん:「着のみ着のままで入った時は広いなと思ったけど」
 先月26日、集会所で開かれた最後の手芸イベントに高橋さんがやってきました。皆で集まっておしゃべりをする。この時間が仮設暮らしを支えました。
 高橋春子さん:「本当に第二のふるさとみたい。皆仲良くして過ごしたから。忘れられないね」
 今、この仮設団地に暮らす人は15世帯、20人余り。来月末、桜の花が散るころ閉鎖されます。